コンセプト比較
Oracle Cloud Infrastructure
エンタープライズ向けクラウド
Oracle DBを利用する大企業をメインターゲットとし、高いコストパフォーマンスを追求するクラウドプラットフォーム。CDNやWAFはその一部として提供される。
- Oracle DBとの高い親和性
- エンタープライズ向けの安定性
- コストパフォーマンスの追求
Cloudflare
Webパフォーマンスとセキュリティの専門家
クラウドニュートラルな立場で、あらゆるインフラと連携可能。Webセキュリティとパフォーマンスの最適化に特化した、世界最大級のエッジネットワーク。
- ベストオブブリードの専門機能
- クラウドを問わない中立性
- シンプルな運用と予測可能なコスト
徹底比較:Cloudflareの優位性
Cloudflareの主な優位性(詳細)
- 機能の成熟度と豊富さ: CloudflareはCDN/WAFの専門ベンダーとして長年の実績があり、OCIの標準機能よりもはるかに高度で柔軟なルール設定、Bot対策、分析機能を提供します。
- 圧倒的なネットワーク規模: 世界中に広がるCloudflareのネットワークは、OCIのネットワークよりも広範であり、グローバルなユーザーに対してより優れたパフォーマンスを提供します。
- Egress費用の削減: Oracle Cloud Storageからのデータ転送費用は、Cloudflare R2と組み合わせることで大幅に削減可能です。
お客様視点でのクリティカルな課題
- 機能不足: OCIのWAFやCDNは基本的な機能に留まるため、高度な攻撃への対応や、複雑なWebサイトのパフォーマンスチューニングを行いたい場合に、機能不足となる可能性があります。
- ベンダーロックイン: OCIのサービスで全てを固めると、将来的に他のクラウドを利用するマルチクラウド戦略への移行が困難になります。Cloudflareはどのクラウドとも連携できます。
- 情報とノウハウの差: Webセキュリティに特化したCloudflareは、コミュニティやドキュメントが非常に豊富ですが、OCIの関連機能については情報が限定的です。
結論:あなたの会社に合うのはどっち?
Oracle Cloudがおすすめの企業
- 既にOCIをメインのクラウド基盤として利用している
- 基本的なCDN/WAF機能で要件を満たせる
- Oracleの提供するエコシステム内で完結させたい
Cloudflareがおすすめの企業
- 高度なセキュリティとパフォーマンスをWebサイトに求める
- 将来的なマルチクラウド戦略を視野に入れている
- Egress費用を削減し、TCOを最適化したい