コンセプト比較
Netskope: データ保護中心のSASE
データセントリックなセキュリティ
CASB(Cloud Access Security Broker)を起点に発展。SaaS利用の可視化や、クラウド上のデータに対する情報漏洩対策(DLP)に定評がある。
- 業界最高クラスのCASB/DLP機能
- SaaS利用のシャドーIT対策に強み
- データ保護にフォーカス
Cloudflare: ネットワーク中心の包括的セキュリティ
ネットワークのあらゆる脅威から保護
グローバルネットワークを基盤とし、データ保護だけでなく、ネットワークレイヤーでのDDoS防御やWANサービスなど、より包括的な保護を提供。
- ネットワークとセキュリティの統合
- DDoS防御やWANaaSなど広範な機能
- グローバルな高速パフォーマンス
徹底比較:Cloudflareの優位性
Cloudflareの主な優位性(詳細)
- ネットワーク中心のセキュリティ: NetskopeがCASB(データ保護)を起点としているのに対し、Cloudflareはグローバルネットワークを基盤としており、DDoS防御やWANaaSなど、より広範なネットワークセキュリティを提供します。
- 優れたパフォーマンスと低遅延: Netskopeの5倍近い数のデータセンターを持つことで、より多くのユーザーに対して低遅延のサービスを実現します。
- 統合されたWAAP: Cloudflareは強力なWAAP(WAF/API保護)機能を標準で統合していますが、Netskopeには同等の機能がありません。
お客様視点でのクリティカルな課題
- データ保護以外が手薄: CASBやDLP機能は強力ですが、DDoS攻撃やWANサービスなど、ネットワーク全体の保護を考えると機能が不足しており、結局他の製品と組み合わせる必要が出てきます。
- WAAP機能の欠如: 従業員を守るだけでなく、自社の公開WebサイトやAPIを保護したい場合、Netskopeでは対応できず、別途WAF製品を契約する必要があります。
- パフォーマンスへの不安: データセンター数が比較的少ないため、グローバルに展開する企業では、海外の従業員から「アクセスが遅い」という不満が出る可能性があります。
結論:あなたの会社に合うのはどっち?
Netskopeがおすすめの企業
- SaaSアプリケーション内のデータ保護と可視化(CASB/DLP)が最優先課題
- シャドーITの利用状況を正確に把握し、制御したい
- ネットワーク全体の保護よりも、データ保護に特化したソリューションを求めている
Cloudflareがおすすめの企業
- データ保護だけでなく、DDoS攻撃対策やネットワーク高速化も実現したい
- インバウンド(Webサイト保護)とアウトバウンド(従業員保護)を単一プラットフォームで統合したい
- グローバルな拠点・ユーザーに対し、一貫したパフォーマンスとセキュリティを提供したい