コンセプト比較
Google Cloud CDN
Googleの高性能ネットワーク基盤
Googleの持つ強力なグローバルネットワークとインフラを基盤としたCDNサービス。GCPの各種サービスとの連携が強み。
- Googleの高速ネットワークを利用可能
- GCPサービスとのシームレスな連携
- BigQueryなどでの高度なログ分析
Cloudflare
セキュリティとパフォーマンスに特化
Webセキュリティとパフォーマンスの最適化に特化した、世界最大級のエッジネットワーク。クラウドを問わず、あらゆる環境で利用可能。
- より高度で専門的なWAF/Bot対策機能
- Egress費用ゼロによるコスト削減
- マルチクラウド戦略の要
徹底比較:Cloudflareの優位性
Cloudflareの主な優位性(詳細)
- ベストオブブリードの専門性: GCPのCDNやWAFはGCPサービスの一部ですが、Cloudflareはネットワークとセキュリティの専門企業として、より高度で専門的な機能を提供します。
- Egress費用の削減: GCPのCloud Storageから発生する高額なEgress費用を、Cloudflare R2(Egress費用ゼロ)を利用することで削減できます。
- マルチクラウド対応: Cloudflareはクラウドニュートラルなため、AWSやAzureなど他のクラウドと組み合わせたマルチクラウド環境にも最適です。
お客様視点でのクリティカルな課題
- Egress費用の問題: AWSと同様に、GCSからのデータ転送費用は大きな負担となります。Bandwidth Allianceを通じてCloudflareを利用することで、このコストを大幅に削減できます。
- 機能の限定性: GCPのWAF(Cloud Armor)やCDNは基本的な機能は揃っていますが、Cloudflareの高度なBot対策、柔軟なルールセット、詳細な分析機能などには及びません。
- ベンダーロックインのリスク: GCPのサービスでネットワークとセキュリティを固めてしまうと、将来的に他のクラウドを利用するマルチクラウド戦略を取る際の障壁となります。
結論:あなたの会社に合うのはどっち?
Google Cloudがおすすめの企業
- インフラをGCPで統一しており、BigQuery等でのデータ分析を重視する
- 基本的なCDN/WAF機能で十分である
- Googleのネットワークインフラに信頼を置いている
Cloudflareがおすすめの企業
- Webサイトに最高レベルのセキュリティとパフォーマンスを求める
- マルチクラウド環境で、一貫したセキュリティ・パフォーマンスを実現したい
- クラウドのEgress費用を根本的に見直し、コストを削減したい