コンセプト比較
Akamai
大規模配信の王者
CDNのパイオニアであり、超大規模な動画配信やWebサイトの高速化に圧倒的な実績を持つ。エンタープライズ向けの手厚いサポートが特徴。
- 大規模配信における信頼性と実績
- 手厚いプロフェッショナルサービス
- 強力なWebセキュリティ機能
Cloudflare
コスト効率とシンプルさ
データ転送量が無課金という画期的な価格体系と、誰でも簡単に使えるセルフサービスのダッシュボードで、コストと運用の両面で優位性を提供。
- 予測可能な価格体系(Egress費用ゼロ)
- セルフサービスによる迅速な導入と運用
- SASEまでをカバーする広範なプラットフォーム
徹底比較:Cloudflareの優位性
Cloudflareの主な優位性(詳細)
- シンプルな価格体系: Cloudflareは固定料金プランが中心で、データ転送量(Egress)による追加費用を心配する必要がありません。Akamaiは従量課金が基本です。
- 導入と運用の容易さ: 簡単なDNSの切り替えだけで導入でき、直感的なダッシュボードで誰でも容易に運用できます。Akamaiは設定変更に有償のプロフェッショナルサービスが必要な場合があります。
- 広範なプラットフォーム: AkamaiがCDNとWebセキュリティに強みを持つ一方、Cloudflareはそれに加えてSASE(ゼロトラスト)、ネットワークサービス、開発者プラットフォームまでをカバーします。
お客様視点でのクリティカルな課題
- 予期せぬ高額請求: サイトへのアクセスが急増した際に、データ転送量に応じた従量課金により、予期せぬ高額な請求が発生するリスクがあります。
- 設定反映の遅さ: 新しいWAFルールなどの設定が全世界に反映されるまで数分~数十分かかることがあり、緊急時の対応に遅れが生じます。Cloudflareは通常数秒で反映されます。
- ブラックボックス化と依存: 設定変更の多くをプロフェッショナルサービスに依存すると、自社にノウハウが蓄積されず、ベンダーへの依存度が高まります。
結論:あなたの会社に合うのはどっち?
Akamaiがおすすめの企業
- 放送局や大手メディアなど、超大規模な動画・コンテンツ配信を行う
- 予算が潤沢で、手厚いプロフェッショナルサービスによるコンサルを重視する
- CDNとWAF以外の機能は別のソリューションで検討している
Cloudflareがおすすめの企業
- コストを予測可能に保ち、TCOを削減したい
- 自社のエンジニアが迅速かつ柔軟に設定変更を行いたい
- 将来的にSASEなど、セキュリティの範囲を拡張する可能性がある